Engineer's Journal

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【感想】台所道具を一生ものにする手入れ術: 作り手25人に教わる、使い込んでいくことの魅力

最近読んだ、台所用品の手入れについての本。僕は買ったものは値段にかかわらず長く使い続けたい人なので、新しいものを買ったらネットで手入れの仕方を調べて自分なりにちゃんと手入れをしているのですが、この本は実際に制作現場に取材に行っているところが気になって、買って読んでみました。

素材も木、竹、鉄、アルミ、銅、ステンレス、土(陶器・磁器)などなど、普通に食卓やキッチンに並ぶ素材は網羅されています。品目も器・皿から包丁、鍋、フライパンなどなど、こちらも一般家庭にあるものは網羅されているので、ひととおりのものについて日ごろの手入れについて学べます。

素材や器具についての説明は読みやすく、手入れの方法は画像付きで、やってはいけないこともきちんと書かれており、とてもわかりやすいです。意外だったのは、鉄のフライパンとか中華鍋とか、僕は毎回洗剤を使わず洗って、かつ最後に薄く油を塗っていたんですけど、洗剤を使って洗っていいし、洗い終わった後に油を塗らなくてもいい、というところ。他にもいろいろ目から鱗が落ちましたが、個人的にはここが1番でした。今日から油塗るのやめよう…

何よりこの本が1番共感できたのは、読んでてすごく「使い込む」ことの良さが伝わってきたところです。僕も新品から使い始めて、どんどん使い込んで味を出したい人なので、本当に買ってよかったです。いやしかし、いろいろ欲しくなっちゃいましたね。ゴールデンウィークだし食器市とか行ってみようかな。