オライリーから出ている、WordPressの中身がわかる本です。テーマをいじったりプラグインを使ったり、それなりにWordPressというものをいじれるようにはなりましたが、使っていて「なぜそう動く？」という疑問がわいてくる事も増えてきました。テーマやプラグインだけではなく、WordPress本体の部分をいじるようなこともたまにあったりして、そんなときにエンジニアの性分なのか、仕組みを知らずに使い続けるのが気持ち悪いんですよね。
というわけで、この本を買ってみました。内容ですが、WordPressの構造や「どういう仕組みで動くのか？」といった本質的なところから、プラグインやテーマ開発、セキュリティ、パフォーマンス向上についてなど、188ページというコンパクトな書籍に密度濃くまとめられています。巷には「どう使うのか？」に焦点を当てた書籍が多い中で、WordPressの中身について体系的に学べる数少ない本だと思います。
とりあえず言えるのは、子テーマをちょっと作ってCSSいじってみる程度の初級者向けでは全くないです。もっと踏み込んで本質的に理解したい人、テーマやプラグインをガンガン開発していきたい人向けです。あと当然ですがPHPの知識が無いと理解が追い付かないと思います。PHP自体に詳しくなくても、何らかのプログラミング言語の基礎が身についていて、PHPも読めばなんとなく動作をイメージできる程度の能力は必要かなと。ちなみに、僕のプログラミングスキルは、大学でCを習ったのと、社会人になってからExcel VBAとかVerilogとかを少しかじった程度です。読み進めるのは遅いですが、それなりに理解はできているつもりです。
まだ読み始めたばかりですが、本質的な理解が深まっていくのは気持ちいいですね。読んで気持ちいい思いをするだけじゃなくて、ちゃんと活かせるようにしたいところですが…
