文字で人に何かを伝える・説得するって、日常的に、しかもけっこう頻繁にやっている事だよな…と、最近ふと思ったんです。
しかも会話やチャットのような双方向のものではなく、一方通行に近いコミュニケーションが思ったより多いことに気がつきました。
例えばSNSとかブログとか、仕事なら企画書を作ってプレゼンしたり、上役やユーザーに成果物のレビューをしたり。もっと踏み込むとメールだってそう言えなくもないですよね。
そういうところを勉強したいなと思って調べてみたら、この本に出合ったんです。「ザ・マーケティング」「ザ・コピーライティング」「伝説のコピーライティング実践バイブル」の3作4巻をたった1冊にまとめた本のようで、著者もその点をとてつもなくアピールしてましたw 読んでみると確かに凝縮感がすごかったです。
原典のエッセンスが表に!項目ごとに豊富な国内事例も
凝縮感を最も感じたのは表にまとめられていること。ページ数の比較でいうと原典の内容を9割カットしているので、さすがに凝縮するにも限界があると思うのですがw でも表になっている分ひと目で内容を頭に入れられるっていうのは本当にありがたいです。
さらに、表にまとめられた項目ごとに事例として様々な広告やwebサイトのトップページが大量に掲載されていたんですが、ほぼ全て日本のものだったんです。ここがとても印象的というかわかりやすかったところでしたね。今まで何度も見てきたものなので、「あーこれ見たことある!」と懐かしい気持ちになったり、「そういうことだったのか!」と妙に納得感があったりと、飽きにくく理解の助けにもなるっていう素晴らしい事例集になっています。というか事例とその解説がこの本のメインの内容と言っても過言ではないと思います。
とにかく実践しなければ意味がない
この本の特徴として、「とにかく実践しろ!」と繰り返し伝えているところです。本の中で「とにかくすぐマネをする」「自分ゴト化する」など言葉を変えて何度も何度も言っています。
これは著者が実際に数多くのセミナーを行う中で、「知識として持ってはいても、それを使うことができない」という受講者を何人も見ているそうで、実践しなければ身につかない、何にもならないことを嫌というほど見てきているからこその言葉なんだと思います。確かにどんなことでもアウトプットがなければ身につかないですからね。僕も仕事や生活の中のいろんな場面で痛感してます。
さいごに
個人的には、僕みたいに「ちょっとかじってみたい」程度の人間にはこれ以上ない本だと思いますが、ちゃんと勉強するなら原典もしっかり読んだ方がいいような気がしています。全部読むと2000ページ超らしいので、すごく大変だとは思いますが…
原典になった名著3作のリンクも以下に載せておきます。よろしければぜひ。