Engineer's Journal

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専門書の紹介

現在勉強中/勉強予定の本たちの紹介です。
上から順にやっつけていく予定です。
読み終わったら、順に書評として記事をアップしていく予定です。

今勉強中の本。僕が持っているのは2nd Ed.ですが。。

5章まで終わりました。全10章。基本的なプロセス工程の説明から、Trの動作、SPICEモデルの話、参照電流源/電圧源、反転増幅器も2素子からオペアンプまでみっちり、あとはスイッチトキャパシタ、ADC/DAC等まで。

元々学生の頃から研究で回路設計やってましたが、増幅器に関しては手をつけた事がなかったので、増幅器の設計について勉強するならこの本だろ、と思い勉強しています。

日本でCMOSアナログ回路と言えばRazavi本が主流ですが、Razavi本はどちらかと言うと解析的な視点なので、あれを読んでも設計手順等は身につきませんが、このAllen本は比較的設計的な視点なので、アンプ設計ど素人の僕にはうってつけです。

ごりごり計算していくので結構しんどいですが、英語は読みやすいし、流れに沿って読めば確実に理解できるので、かなり勉強になっています。

次に読もうとしている本 (リンクは4th Editionですが、僕が持っているのは3rd Edition)。ページ数は非常に多いですが(1200ページ超)、これもまたRazavi本、Allen本と並んでCMOSアナログの名著とされる本なので、読まねば!と思っています。公式サイトで演習問題の解答が載っているところも魅力ですね。

Baker先生の本はこれ以外にもADC関連のMixed Signal Circuit Designという本も持っているので、追い追い読んでみようと思っています。

CMOSアナログ回路のレイアウトに特化した教科書です。レイアウトに特化した教科書は数少ないですが、おそらくこれが1番有名かと。さらっとは読んだことがありますが、改めてがっつり読むと勉強になりそうなので、上2冊を読み終わったらこいつに手を出すつもりです。うちの会社ではレイアウトも設計者が行うので、レイアウトの基本やノウハウはしっかり身につけないと置いてけぼりを食らってしまうのです。ま、他人にレイアウトされるよりは設計者が直接手を出した方が、回路特性的には安心ですよね。

入社して何年か経ちましたが、レイアウトってやっぱり色々考えなきゃいけないので難しいです。先輩社員達のレイアウトを真似るのも勉強になりますが、論理的にマスターしていきたいと思ったら本を読んで勉強するのが近道かな、と思っています。だったら早く読めよって話なんですが。。